次は 10 進数の負の整数を 2 進数に基数変換する方法について説明します。
負の整数を表現する方法はいくつかありますが、今回はもっともポピュラーな「2の補数」を用いて基数変換する方法について学びます。
A を 10 進数の負の整数とする
逆にある 2 進数が 2 の補数表現のとき、10 進数の整数に基数変換します。
先頭ビットが 0 の場合:
0 以上の整数なので、前ページと同様にして 10 進数に変換する
先頭ビットが 1 の場合:
負の整数なので、1を引き、0 と 1 をひっくり返し、前ページと同様にして正の 10 進数に変換してからマイナス符号を付ける
では例として 10 進数 -123 を 2 進数に変換してみます。桁数はとりあえず n = 7 ビットとします。
A = -123 とする
逆に 0b10000101 を 10 進数の負の整数に変換してみます。