最初にローカルリポジトリの操作方法について説明します。

Git を初めて使う場合、以下の手順で git config コマンドを使って自分のユーザー名やメールアドレスを登録します。

※ 2回目以降は必要ありません。

ユーザー名やメールアドレスはローカルリポジトリしか使わない場合は適当で良いのですが、GitHubなどのリモートリポジトリを使う場合は登録したIDやメールアドレスに合わせて下さい。

端末を開く
git config --global user.name "ユーザー名"
git config --global user.email "メールアドレス"
git config --global pull.rebase false
登録内容の確認: git config --global --list

※ (4) の設定は git のバージョンが 2.27.0 以降の場合必要です。設定しないと pull 出来ません。

以上のコマンドを実行するとホームディレクトリ直下に設定ファイル(.gitconfig)が出来ます。
設定を全てリセットしたい場合はその設定ファイルを消して下さい。

GitHub と連携したい場合

GitHub と連携したい場合は次の様にして公開鍵を GitHub に登録して下さい。

端末を開く
(もし無ければ) ~/.ssh フォルダを作成する: mkdir ~/.ssh
秘密鍵と公開鍵を作成する: ssh-keygen -t rsa -C "GitHubに登録したメールアドレス"
Enter file in which to save the key (鍵の名前と場所はどこ?)と聞かれたらそのままエンターキーを押す → ~/.ssh/id_rsa という秘密鍵と ~/.ssh/id_rsa.pub という公開鍵が出来る
Enter passphrase (パスワードは?)と聞かれたらそのままエンターキーを押す ※ 業務等で使う場合はパスワードを設定して下さい
(もしなっていなければ)秘密鍵(~/.ssh/id_rsa)の権限を「ユーザーのみ読み込み可」に変更する: chmod 600 ~/.ssh/id_rsa
公開鍵(~/.ssh/id_rsa.pub)の中身を表示する: cat ~/.ssh/id_rsa.pub
GitHub にサインインし、右上のメニューから設定(Settings)に入る
「SSH and GPG keys」のページに行く
「New SSH Key」ボタンを押す
「Title」 に適当な名前を入れる
「Key」に公開鍵(github.pub)の内容をコピーする
「Add SSH key」ボタンを押す
端末に戻って接続確認する: ssh -T git@github.com ※ yes/no と聞かれたら yes と答える
「Hi (ユーザー名)! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.」と表示されれば設定完了