ワールド上に配置したキャラクターのオブジェクトはそのままでは静止したままなので、これを動かしてみたいと思います。
まずクラス画面上にある動かしたいキャラクターのクラスをダブルクリックしてエディタを起動し、その中に
public void act()
というメソッドが含まれていることを確認して下さい。
この act メソッドがタイマーにより繰り返し呼びだされます。
次に act メソッドの中で Actor クラスで定義されている setRotation メソッドを利用して移動したい方向にオブジェクト向きを変えます。
public void Actor.setRotation( 角度 ) 戻り値(void): 無し 角度(int): 0 〜 359 の範囲で角度を指定する
移動したい方向にオブジェクトを向けたら、同様に Actor クラスで定義されている move メソッドを利用してオブジェクトを移動させます。
public void Actor.move( 移動距離 ) 戻り値(void): 無し 移動距離(int): 大きいほど移動距離大
例えばあるオブジェクトを 45 度の方向に移動距離 1 で動かしたい場合はソース 1 の様に act メソッド内に書きます。
setRotation(45); move(1);
さてコーディングが済んだら以下の手順でプログラムを実行してオブジェクトを動かしてみましょう。
エディタの Complie ボタンを押してコンパイルする
メインウィンドウに戻り、実行コントロール上の Reset ボタンを押して初期化する
(必要なら) オブジェクトを手動配置する
実行コントロール上の Act ボタンを押すと act メソッドが 1 回だけ実行される
実行コントロール上の Run ボタンを押すと act メソッドがタイマーで繰り返し呼び出される。タイマーの呼び出し速度は Speed で調整出来る。
Reset ボタンを押すとタイマーが停止する