いきなり"目的地を伝えるだけで全自動で目的地まで走る車"のレベルまで到達するのは難しいので、技術者はまず到達できるレベルを6つに分けて、ステップ・バイ・ステップで課題をクリアしていくことにしました。
各レベルの内容は次の表のとおりになっています。
運転主体 | レベル | 内容 |
---|---|---|
人間 | 0 | 人間のドライバーが運転する。 |
1 | 自動ブレーキなどの機能で人間のドライバーの運転を支援する。 | |
2 | オートクルーズなどの機能で部分的に車が運転を代行するが原則として人間のドライバーが運転する。 | |
車 | 3 | 自動車専用道路など特定の条件のもとで完全自動運転するが人間のドライバーがいつでも運転を引き継げることが必要。 |
4 | 自動車専用道路など特定の条件のもとで完全自動運転する。人間のドライバーは不要。 | |
5 | どのような道路でも完全自動運転する。 |
現在(2024年)市販されている自家用車はレベル3まで到達しています。レベル4に関してはバスやトラック、タクシーなどの業務用車両に対しては一部導入が始まっていますが、一般人が気軽に購入できる自家用車に導入されるのはもう少し先になりそうです。
なお国土交通省のサイトでこのレベル分けについてうまくまとめられてますので、ぜひそちらの方も読んで下さい。