前ページで示したアジャイル開発の基本的な開発プロセスでは開発者達が具体的にどう行動すれば良いのかが全く示されていませんでした。

そこでここでは最悪の状況、つまりチーム内の開発者達が各イテレーション内でコミニュケーションを取らずバラバラ好き勝手に開発をおこなう状況を考えてみましょう。
このような開発手法を「カウボーイコーディング」または「カウボーイ開発」と言います。

当然ですがそんなやり方ではまともなソフトウェアが出来る訳ありませんし、そもそもアジャイルで重要視している「コミュニケーション」が欠落していますので、カウボーイコーディングはアジャイル開発手法として認められていません

とはいえ、エース級開発者が他の開発者の作業がもどかしくて全部自分でやろうとしたり、メンバー間の仲が悪くてコミュニケーション不足になるとしばしばカウボーイコーディングが始まりますので気をつけましょう。