この学習項目ではスクラムのプロセスについて順を追って具体的に説明していきます。

まず復習として前の学習項目で示した全体プロセス図を再掲します。

図1. スクラム開発のプロセス(再掲)

 

まず開発が始まったらキックオフ(ミーティング)(立ち上げ会議)を実施して開発チームのメンバーとスクラムマスターを決めます。

スクラムマスターは「チームがスクラム開発を円滑に進めるためのサポート役」であり、例えば

などの仕事を受け持ちます。

なおスクラムマスターは通常のプロジェクトマネージャー(PM)とは異なって開発計画を作成してスケジュール管理をしたり、○○しろのような指示を開発チームに対して行いません。
開発計画の作成も含め、すべきことは全て開発チームのメンバー全員で話し合って決めます(※)。

※ 逆に言うと開発規模が大きくなるにつれてメンバーが増えて話がまとまらなくなるので、スクラム開発を適用する事が難しくなります。