TensorFlow(テンソルフロー)は Google が開発してオープンソースとして公開しているディープラーニング(機械学習)用プラットフォームで、Python などのプログラミング言語から利用することが出来ます。
高速でディープラーニングを行うことが出来るので、画像認識、音声認識、検索、翻訳など様々な分野で利用されています。

なおテンソルは「スカラー値」または「座標変換によってある規則に従って値が変わるベクトルや行列」です。
詳しくはベクトルと多様体のページを参照してもらうことにし、とりあえず今回は

テンソル = スカラー値

または

テンソル = ベクトル

または

テンソル = 行列

と考えて結構です。

※ TensorFlow 本家のチュートリアルでは「テンソルは多次元配列です」と言い切っています

それでは早速 TensorFlow のハローワールドを動かしてみましょう。

ソース 1: TensorFlow のハローワールド
import tensorflow as tf

A = tf.constant( 123.0, dtype=tf.float32 )

tf.print( A )

# 表示結果
# 123

各行の意味についてはこれから順を追って説明していきたいと思います。