ウィーナー=ヒンチンの定理によると、$f[i]$ の自己相関関数$R[n]$ のFFT(高速フーリエ変換)の実数成分は $f[i]$ のパワースペクトル $|\textrm{C}[k]|^2$ と一致します。
逆に言うと、$f[i]$ のパワースペクトルの IFFT (逆高速フーリエ変換)は自己相関関数になります。
この関係を利用することで、以下の様に FFT を用いて自己相関関数を高速に求めることが可能です。
なお白色雑音のパワースペクトルの理論値も自己相関関数の理論値
\[ R[0] = \mu^2 + \sigma^2 \] \[ R[n] = \mu^2 \ ,\ n \geq 1 \]
を FFT することで求められます。
具体的には $\textrm{N}$ を信号長としたとき
になります。